私は日頃、住宅を建築・リフォームする仕事をしており、今回の建物をなんとなく民泊にでも出来たらと改装していました。本当に目的などはなく何となくでした。
どうせ始めるなら話しでも聞いて難しい事はお願いしようという感覚で改装中の建物を見に来てもらいました。代表の亮介さんからは「いいですね~民泊できますよ~!」褒めて頂きながらも「収納が少ないですね~、洗濯機があるといいですね~」と即助言して頂きました。洗濯機があると、宿っぽくなく、家っぽくなり癒しの空間に成らないから要らないなぁ。などと思っていました。結論から申し上げますと、「民泊」とは、家でもなく、ホテルでもなく『宿泊居住空間』であり、暮らすように泊まる為にサポートしやすい導線を作る事が成功する民泊が出来ると実感しました。
奥様はインテリアコーディネーターでセンスが良く、民泊経験から高い物ではなく、使いやすくて掃除しやすい物という観点から家具、小物の選定をしてくれます。民泊を始める人がやりがちな事、流行りの高い家電や家具にする事。利益や資金がある方は高いもので揃えたらいいと思いますが、綺麗に使ってくれなければ掃除が大変で清掃スタッフに『高いんだから綺麗に長持ちさせて下さいよ』という感情になってしまいます。きっとそんな事が経験から分かっていて、高い物・使いやすい物などの選定がとても素晴らしかったです。
亮介さんには、民泊申請の為に保健所との協議や申請書類の代行をお願いしました。僕の苦手な分野(書類作成・役所との交渉)を代わりにしてくれた事で、自分で揃えたシンクや洗濯機などのカタログなんかを用意するだけで良かったです。多分、この時点で任せていなかったら、もう考えるのがしんどいからやーめた!に成っていたと思います。
最大の難所はOTAへの申込と使い方でした。宿を作る、家具・小物を買うは誰でも出来そうですが、Airbnbへの申込をしないと予約が入りません。実はこれが最大の繁盛するかしないかの重要な部分です。Airbnbへの申込からリスティングと言われるものの作成を4時間ほど一緒に、リモートでも数回サポートしてもらいました。これに関しては経験者でなければ選ばれる宿になるコツが分からないと思います。
また、運営や清掃の指導も、初めてやる方がスタッフを使ってやる場合にマニュアルや基本時間、価格設定などの基準も教えてもらいました。実は民泊開業するに辺り、建物や家具以外に説明書き(外国語対応)やポップなど初めての人からは想像していない事がたくさんあります。そんな部分も一覧にまとめて頂けたのが凄く助かりました。
僕からこれから民泊を始める方へのアドバイス。
・計画段階から森夫婦に相談する
・リスティングを考えてからのリノベ作業
・投資した分リターンはある